お笑いコンビ爆笑問題の太田光(58)が10日、TBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」で主人公・まる子の声を務めている声優TARAKOさん(本名非公表)が今月4日に63歳で亡くなっていたことについて言及した。

「ちびまる子ちゃん」内で使用された楽曲「アララの呪文」では、「ちびまる子ちゃんと爆チュー問題」としてTARAKOさんと共演。作詞はさくらももこさん、作曲は岡本真夜が担当。太田は「難しいんですよ、この歌。何度もやって。その後にTARAKOさんの声が重なる。全然違う。まるちゃんの子が前に出てきて。やっぱりプロは違うなと思ったな」と語った。

番組内では、18年に原作者のさくらももこさんが亡くなった際に行われた「ありがとうの会」で、TARAKOさんがまる子の声で弔辞を読むシーンが紹介された。太田は「みんなTARAKOさんの弔辞で一気に号泣して。それでいて、面白い話をそこにまぜながら。本当に感動しました」と振り返った。

TARAKOさんは、1981年、アニメ「うる星やつら」で幼稚園児役として声優デビュー。82年の「戦闘メカ ザブングル」のチル役で初レギュラーを獲得。86年の「めぞん一刻」では麻美、ホステスのアケミの声優を担当した。

90年1月7日にまる子役として「ちびまる子ちゃん」がスタート。同アニメは、最高視聴率39・9%、平均でも25%を獲得し“まるちゃんブーム”を巻き起こし代表作となった。オーディションで原作者のさくらももこさん(18年死去)の声と似ていたため抜てきされたという逸話もある。

同アニメは、92年9月27日で終了、2年4カ月後の95年1月8日に復活し、現在まで続く長寿番組となっている。