演歌歌手青山新(23)が7日、東京・千代田区の日本橋三井ホールで、デビュー5周年記念コンサートを行った。

20年2月に「仕方ないのさ」でデビュー。今年2月発売の新曲「女がつらい」が、オリコンの演歌・歌謡曲ランキングで初登場2位の自己最高を記録するなど、順調に歩みを進めている。

ライブは新曲などのオリジナル曲のほか、尊敬する八代亜紀さんの「愛を信じたい」、五木ひろしの「夜明けのブルース」など24曲を歌唱した。

開演前の取材では、5周年を振り返って「デビュー直後はコロナ禍もあって、思うような活動ができなかった。3年目にファーストコンサートができて、目標や夢を1つずつかなえてきました。振り返るとあっという間。むだなことは1つもない」と言い切った。

公演には「今までの青山新のすべてをぶつける。今日も満席(600人)のお客さま。なによりも感謝の気持ちを絶やさず、歌わせていただける幸せや感謝の気持ちを持って歌います」と誓った。

昨年の誕生日イベントに八代亜紀さんから送られたメッセージがスクリーンに流れると、大粒の涙をこぼして声を詰まらせた。「訃報を知ってから、八代さんの曲をたくさん聞きました。『新君に歌い継いで欲しい』とスタッフさんらにも言っていただいて、今日も八代さんの『愛を信じたい』を歌います」。

6月12日にはカップリング曲を「祭り道」にして、ジャケット写真をあらたにした「女がつらい」の“祭”新盤を発売する。「地元の浦安で4年に1度の大きなお祭りがある。前回はコロナでできなかったから、今年が8年ぶりの開催。この曲で地元の皆さんや全国の人に喜んでいただきたい。胸が熱くなるような曲です」とアピールした。