元大阪市長、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)と、メッセンジャー黒田(54)が11日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に生出演。2人と同い年で、54歳で亡くなった大相撲の第64代横綱を務めた米国ハワイ出身の曙太郎さんをしのんだ。

黒田は「僕たちは千代の富士の時代から見ていて、そのあと、若貴時代がきて…。曙さんとはロケしたことありまして」などと振り返った。

曙さんは、同期入門だった若貴兄弟としのぎを削り、先に横綱昇進。かたき役にもなったが、長身を生かした突き押し相撲で11回の幕内優勝を遂げた。

そんな背景から、黒田は「若貴ブームがあって、曙さんは『自分はちょっと…』とヒール的というか、言っておられた」と述懐。「(橋下氏を含め)僕ら3人は同い年で、曙さんは、外国からこられて、日本語も覚えて、そこからトップへ上り詰めた。なかなかできなかったことですよ」と曙さんを思いやった。

これに橋下氏も「最近(近況を)聞かないので、どうされてるのかなと思っていたんですよ。今、大谷(翔平)さん、アメリカですごいなって、みんな言ってますけど、曙さんも、ハワイから来て、日本の中で文化に溶け込みながら、頂点まで行った。本当にすごいことだったんでしょうね」。

米大リーグで大活躍する大谷になぞらえて、曙さんの偉業に言及していた。