直木賞作家今村翔吾氏(39)とクリエーティブディレクター佐藤可士和氏(59)が27日、“本の聖地”東京・神田神保町にオープンしたシェア型書店「ほんまる」のテープカットを行った。

棚主とともに勢いよくテープにハサミを入れた、オーナーの今村氏は「どんどん書店がなくなって来ていますが、この本の聖地を“反撃の本丸(ほんまる)”としたい。世間では本のことは『オワコン』とか『出版不況』と言われていますが、一つのまるを輪にして今日から反撃に出ます!」と気合を入れた。

SMAPのロゴなどで知られ、同店のクリエーティブを担当した佐藤氏は「『ほんまる』に時代を超えた熱量、愛のパワーを感じました。1店舗とは言え、歴史は変わります。今日をスタートとして、業界が変わったらうれしいです」と新たなチャレンジにエールを送った。

その後、2人は場所を神田駿河台のワークプレイス「オチャノバ」に移し、ファン50人を前にトークショーを開催。「ほんまる」誕生の秘話や、出版業界の今後について熱く語り合った。