フジテレビがついにメスを入れた。中居正広氏(52)の女性トラブルに同局社員が関与していたとする一連の報道に揺れる中、27日に取締役会を開催し、港浩一社長(72)と嘉納修治会長(74)の退任を発表した。“やり直し”で2度目の会見を行い、一連の問題について再度説明。テレビカメラ約30台、400人以上の報道陣が大挙する中、被害女性や視聴者、スポンサーなど全面に謝罪した。新社長には今日28日付でフジ・メディア・ホールディングス専務取締役の清水賢治氏(64)が就任する。

   ◇   ◇   ◇

弁護士で中大法科大学院教授の野村修也氏(62)が27日、フジテレビの会見について日刊スポーツの取材に応じた。

「自分たちでも第三者委員会の結果を待たずに調査に着手します、ということを話されて、特に若い人たちにチームを作ってもらって、自分たちで企業風土をどう変えていくのかを早急に始めますと話したのは評価できる」とした。

ただ、「経営陣の進退は中途半端感がある」と指摘。「日枝さんの問題が歯切れが悪い」とし、「日枝さん自身は今回の件について直接関わっておられないと言っているけど、ガバナンスとして、誰かが物を言う時ににらみを利かせている人がいて自分の地位がと思ってしまう構図が問題」と述べた。

「直接その人が手を加えたとかではなく、自由な意見交換や相互監視が機能不全になっていることが問題で、恐らくその原因として日枝さんの存在が大きい。日枝さんがそう思っていなくても、自分の都合の良いときに日枝さんの虎の威を借る人がいると、ますます肥大化していく」と解説した。同局の現状を「日枝さんの顔色をうかがう会社になっている」と分析。「これが機能不全なので日枝さんをどうするかが、まず最初に出てこなければいけなかった気がする」と推察した。

「大事なのは、過去よりも今後をどうするか」と強調した上で、清水賢治新社長の印象については「社長のパワーが感じられない」と表現。「私が全部かぶっていきますので、皆さんも私に気付かないことがあればガンガン言ってください、というようなリーダーシップを発揮しないと収まらないでしょう。物足りなさがある」とした。「マスコミの質問もゴシップになっていてズレちゃっていたけど、建設的な質問にならないのは清水さんの押し出しが弱いということもありますね」と指摘した。

【フジテレビ】港浩一社長が辞任、清水賢治氏が新社長に就任/“やり直し”会見まとめ>>