NHKの政治記者出身で、テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)キャスターを務める大越健介氏は10日夜の放送で、公明党が26年続いた自民党との連立政権からの離脱を決めたことについて「とうとう来たか、という印象です」と語った。

金曜キャスターのフリーアナウンサー徳永有美に「(NHKの)政治記者として(26年)前から取材されてきた。今日、連立が終わるということで、どんなふうにご覧になっていますか」と問われ、答えた。

大越氏は「26年前に小渕政権で、公明党を連立に迎えようという時は、(自民党は)とにかく国会の中で多数が欲しかった。公明党にとってもメリットがあったので、それで連立を組んだ」と、NHK時代に取材した自公連立政権のスタート当時を振り返った。

一方で「ただ、同時に言われていたのが、公明党は組織票を持っている。自民党が公明党と選挙協力をすると、それは非常に選挙の面ではプラスになりますが、そこに頼ってしまって、自民党の足腰が弱くなるぞ、と警戒する声は非常に多かった」と振り返った。

「そして今、まさにその日が来て、とうとう自民党は26年をへて公明党という支えを失ったんです」と、感慨深げに口にした。

今後の展望については「自民党1強の時代が去って、核となる存在が非常に不安定なまま、多党化の時代に入った。多党化の時代に入るということになると、日本の政治はこれまで、まったく見たことのないような景色の中に飛び込むことになるかもしれません」と指摘。当面は、20日にも召集される臨時国会での首相指名選挙でだれが選ばれるのかが「1つの羅針盤ということになる」と述べた。