元埼玉県警捜査1課刑事の佐々木成三氏が18日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。15日に東京・赤坂の個室サウナで男女2人が死亡した事案について解説した。

佐々木氏によると、「当初、異変が火災だと思われていた。状況を見ると火災ではなく、何かしらの別の異変があって、2人が外に出ようとした時にドアノブが壊れてしまった。異常を通報する装置も作動したんですが、助けに来ない。その中でいろいろな作業をしてここから脱出しようとしたんだと想像できる。そういった状況を考えてしまうと胸が痛い」と語った。

この事案では、サウナのドアノブが壊れていたり、非常ボタンが作動しないなど、安全面でも不備が指摘されている。また捜査関係者によると、司法解剖した結果、男性の両手には皮下出血があったことが新たに分かった。

佐々木氏は「状況を考えると手やヒジでガラスを割ろうとした可能性がある。そうなってくると、ガラスにもどちらかの指紋が付いている可能性がある」と指摘した。

コメンテーターでサウナを愛用するというタレントの副島淳も「木製のドアノブは見たことがない。非常ボタンも作動しなかったという管理のずさんさも感じます」と話していた。

佐々木氏は今後について「警視庁の捜査1課の中には業務所過失事件を専門にする部署がある。専門的な捜査となると、かなり時間を要する」と予測した。また、「サウナというのはリスクを予見しなければいけないサービスたと思うんです。危険を回避するために、提供する側は考えなければいけない。その1つが異常通報ボタン。少なくとも今の状況から見ると、このボタン以外に助けを呼ぶすべはなかったのではないか。それが電源が入ってなかったというのは、大きな過失になる、責任が重いという判断になる可能性が高い」とコメントしていた。