歌舞伎俳優の片岡愛之助(54)が2日、ブログを更新。5月末をもって閉館する大阪松竹座の最後を飾るさよなら公演「御名残五月大歌舞伎」が同所で初日を迎えたことを報告した。

愛之助は「普段初日はおめでたいのですが、今月は複雑です。想い出いっぱいの松竹座が取り壊しとなる最後の公演なので。私が20年前初めて『義賢最期』の義賢を勤めさせて頂きましたのが、この松竹座です」と松竹座への思いをつづった。

続けて「2024年11月29日に南座の舞台稽古で顔面に大怪我をしてからは、もう演らないでおこうと決めた演目です。何故なら『義賢最期』は幕切れに『仏倒れ』と言われる、階段を顔面から落ちる様な演出が有ります。松竹座も最後となると、思い入れの有る演目は『義賢最期』かなと思い、今回選ばせて頂きました。命を賭けて日々挑みます」と演目への思いと意気込みを明かした。

愛之助は「松竹座最後の昼の部『義賢最期』見届けてやって下さいませ。先ずは初日行って参ります」と呼びかけた。

1923年(大12)に道頓堀に建てられた大阪松竹座は老朽化が進み、閉館、解体が決まった。だが、その文化的価値や役割に鑑み、同館を所有、運営する松竹は「新たな文化芸能の発信拠点の実現に向けて取り組んでまいります」として、劇場機能を継続する方向で大阪府・市と協議を続けている。