米映画「プリティ・ウーマン」(1990年)などで知られる米俳優リチャード・ギア(76)が2日、トランプ米大統領を「狂人」と呼び、米国の良いところをほとんどすべて破壊したと批判した。
人権活動家としても知られるギアは、ノルウェーの首都オスロで開催された世界的な人権会議シリーズ「オスロ・フリーダム・フォーラム」に出席。バーツラフ・ハベル創造的異議国際賞のプレゼンテーターを務めた際に、「私たちは、私がこの地球上で経験してきた中でもっとも暗い時代に生きている」と述べ、「アメリカがこんな風になると誰が想像しただろうか?こんな狂人がアメリカ合衆国の大統領になると、一体誰が想像しただろうか」とスピーチした。
ギアは、トランプ大統領が再選してホワイトハウスに戻ってきた瞬間から国を急速に崩壊させたと非難。その責任の一端は、眠りこけていて、無関心で、投票場に足を運ばず、真剣に耳を傾けなかった一般市民にあると苦言を呈した。一方で、自身はトランプ大統領に投票していないものの「周囲の人たちに、この人物を大統領に選出するのは正気の沙汰ではないと十分に説明する努力を怠った」とも話し、この現状は自らにも責任があると認めた。
ギアがトランプ大統領を批判するのはこれが初めてではなく、昨年2月にも「いじめっ子」と非難していた。
ギアはトランプ大統領の2期目の就任以降、米国を離れて家族と共にスペインで暮らしている。(千歳香奈子)



