24年の日本映画界を席巻した「侍タイムスリッパー」(侍タイ)のスピンオフドラマとして、BS-TBSで16日に放送がスタートする連続時代劇ドラマ「心配無用ノ介 天下御免」(木曜午後11時)記者発表会が14日、東京・池袋シネマ・ロサで行われた。

今作で、52歳にして初主演の田村ツトム(52)は「ファンの一声一声が力になった。そういう気持ちを背負いながら一生懸命、撮影しました」と感慨を口にした。

「侍タイムスリッパー」は、山口馬木也(53)が演じた幕末の会津藩の武士・高坂新左衛門が落雷によって現代の時代劇撮影所にタイムスリップし「斬られ役」として生きていく姿を描いたコメディー映画。京都で米作り農家を営みながら映画製作を続ける、安田淳一監督(59)が脚本、原作、撮影、照明、編集、VFX(視覚効果)整音、タイトルデザイン、タイトルCG製作、現代衣装、車両、製作など1人11役以上を務め、わずか10名足らずのスタッフとともに製作。「自主製作で時代劇を撮る」という無謀な試みに「脚本が面白い!」と、日本の時代劇製作の中心地・東映京都撮影所が特別協力した。

「心配無用ノ介 天下御免」は「侍タイ」で劇中テレビ時代劇として描かれたキャラクター「心配無用ノ介」が主人公の連続時代劇ドラマ。「侍タイ」で心配無用ノ介を演じた俳優の錦京太郎役の田村が、映画版に続き演じて主演。江戸を舞台に、貧困にあえぐ庶民を尻目に暴利を貪る悪党たちを、正義の侍・心配無用ノ介が、仲間のおゆうと善治とともに懲らしめる、痛快勧善懲悪物語。おゆうは「侍タイ」で助監督の山本優子を演じ、実際に助監督も務めた沙倉ゆうの(46)善治を井之上チャル(50)が演じた。

田村は、安田監督が「なかなか時代劇が民放で作られない時代に今回、実現できたことを、本当にうれしく思います」と感謝したのを聞き、うなずいた。一方で「オンライン会議、8回くらいやりまして、10カ月くらいたって、ようやく実現。やっとか、と。3回くらいで決められるかと思った。」と語ると、監督に視線を向けた。そして「途中で僕、ホンマに(連ドラに)なるんかなと思った。ものすごい心配になった。お話をいただいてから1年かかりました」と、ドラマ化が実現しないかと不安もあったと吐露した。