作家の乙武洋匡氏(50)が、5日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1時)に出演。テレビのコンプライアンス強化を実感した出来事を語った。

乙武氏は自身のXで、四肢欠損の体に絡めた自虐ポストがたびたび話題を集める。これについて「大学生の頃から講演会をやってきたんだけど、そこでも同じノリでやってきたわけ」と自身の持ち味として長く続けてきたことだと説明。当時講演会で話していた内容について「『先月長野パラリンピックを見てきたんですけど。パラリンピックってリハビリの延長線上みたいなイメージでしたけど、本当にすごい試合の連続でマジで手に汗握る…ってまあ、握る手ないんですけど』って言ったら、会場シーンって」とリアクションに苦笑した。

現在となっては、自虐を交える自身のキャラクターは世間に浸透するが「そういうのも今のコンプラ時代ダメみたいに言われたら商売あがったりだよね」と吐露。続けて「最近しんどかったことがあって」と切り出した。

乙武氏は大学卒業後にスポーツライターをしており、スポーツ番組でダウンタウン浜田雅功と共演。「僕もこの調子なのでちょいちょい小ボケを入れていく。浜田さんがパシーンと頭をはたいてくれるわけです。他の方と同じように。それが僕はうれしかったしありがたいなと思っていて」と振り返った。

そして数年前、浜田が司会を務めるTBS系「プレバト」に出演。「僕がまた調子に乗って適当なこと言って。浜田さんが『お前はまた!』って言って、パシーンとたたかれたんです」と久々のやりとりに感激したものの、「オンエアカットされてて」とがくぜんとした。

乙武氏は「芸人じゃない私が言うのもなんですけど、まあまあ笑い取ったんです。感覚から言ったらカットされないであろうシーンだったと思うんですけど」と手応えを口にしつつ、当時と今とでは「コンプライアンスが違うのかい?」と疑問。「でもそれは俺、逆差別だと思っていて。浜田さんに、他の方はツッコまれてパシーンとやられても放送される。それがたまたま障害者相手だと放送されなくなるっていうのは、完全に商売あがったりなんです」と冗談交じりに訴えていた。