大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏(57)が15日、MBSテレビ「せやねん!」(土曜午前9時25分=関西ローカル)に出演。大阪の排水能力について言及した。

この日の番組で、千葉県で発生した記録的な豪雨について取り上げた際、都市の下水の排水能力が1時間60ミリぐらいまでの雨を想定しているという話題に。

トミーズ雅(66)が「大阪は水に強いですよね、水害の歴史があったから?」と質問。橋下氏は「淀川と、特に大和川っていうのが、あれが天井川といって、かなり高いところに大和川があるんですよ。あれが氾濫(はんらん)すると、もう大変なことになって、それの繰り返しだったので、下水道の設備とかの対応をしっかりやってたんです。それでも完璧じゃないです」と話した。

続けて「ただ、これは非常に難しいのが、水が氾濫しないように全部コンクリートで止めるのかといったら、莫大(ばくだい)なお金がかかるんですよ。大阪も、一応水を全部閉じ込める計画があるんですけど、それが3兆円とかで100年ぐらいかかるんです」とも。

「それはもう無理だということで、僕が転換したのは、ちょっとあふれるのは我慢してくださいね、っていうやり方なんです。その代わり、命の危険にかかわるようなところは、そこにお金を投じて、命だけは守るけれども…」と説明した。

雅が千葉の大きな被害に言及すると、橋下氏は「選択と集中のところが、ちょっとうまくいってなかったのかもわからないです」と指摘。

「大阪はこうならない?」との問いには、「いや、なる可能性はあります」と答え、「地下河川といって、水を逃がすところはたくさんあるんですけれども、でも完璧に100%大丈夫かといったらそうじゃないです。ただ住民の皆さんに理解していただきたいのは、少しあふれるところを我慢してもらわないと、それさえ止めろといったら、莫大なお金がかかってしまうんです。命だけは守ります、と…」と再度強調した。

もともと川が多く、歴史的に洪水が多かった大阪について、雅が「だから水を流す方法を知ってるのかな」と言うと、橋下氏は「その設備を一生懸命作ってますけど、まだ完璧ではないです。それは避難をするということを、みんな意識しておかないとだめですよね」と語っていた。