歌手安倍理津子(77)が20日、東京・芝の東京グランドホテルで、デビュー55周年記念曲「真っ赤な嘘と花束と」を課題としたカラオケ大会とディナーショーを開催した。
「真っ赤な-」は、真っ赤な嘘(うそ)で女を惑わす罪なヤツだが、真っ赤な花束を持って戻ってきたら…という女心を、独特のハスキーボイスで歌う。
ジャズテイストの大人の歌謡曲ナンバーで、サビの「真っ赤な真っ赤な 真っ赤な…」のリフレインが耳に残る。
安倍は「これまでの安倍理津子の歌の世界にはない、殻を破った作品をいただいたと感謝しております」と語る。
カラオケ大会には書類審査を通過した9人が出場した。審査委員長は、同時代から活躍するタレントせんだみつお(79)が務めた。
表彰式で1位の藤田恵子さん(埼玉)に賞金5万円などを手渡したせんだは「安倍さんの芸能生活55年すごいです。私は52年になりますが、何とかやってこられたのは、皆さんのおかげ、ではなく、自分の力」と笑わせた。そして「ぜひ『真っ赤な嘘』を流行語にしてほしいです」と願った。
ディナーショーでは、デビュー曲「愛のきずな」(70年)はもちろん、故橋幸夫さんとの人気デュエット曲「今夜は離さない」(83年)など、オリジョナル曲の数々を披露した。
高校生の時に、作曲家・平尾昌晃氏(17年に79歳で死去)に、ふるさとの札幌でスカウトされた。
「今あるのは平尾先生のおかげ」と、平尾氏のヒット曲「霧の摩周湖」(布施明)も熱唱した。
中盤では、7月28日に発生した令和8年熊本地震のチャリティー募金も行った。ゲスト出演した熊本出身の歌手松山順がロングヒット曲「球磨の女」を歌唱後、「熊本を助けてください」と、他の出演者とともに募金箱を持って会場を回り協力を呼びかけた。
安倍は「心温まる募金をありがとうございました。私もいつか復興のために、みなさんと行きたいなと思っております」と話した。 次の節目はデビュー60周年。「それまでますます頑張ります」と誓っていた。【笹森文彦】



