元歌手の高田みづえさん(66)が、25日放送のNHK音楽番組「うたコン」(午後7時57分)に生出演し、「一夜限りの復活」を果たした

「高田みづえ 一夜限りの復活SP」と題した番組。高田さんは白いセットアップのスタイルで笑顔で登場した。スタジオには、高田さんを良く知る岩崎宏美(67)榊原郁恵(67)もゲストとして出演した。

80年のヒット曲「私はピアノ」の歌唱も披露。直前トークでは、前年の79年に3年連続の紅白歌合戦出場を逃したことを回想した。「この年、落選して田舎に、家族と紅白を見ようかなと思って帰ったんですが、やっぱり心の中がふつふつがあって東京に戻ってきて、その時はまだ社長のお宅に下宿していたので、おうちで1人で紅白を見ていて、今そでにいったんだろうな、今何か準備しているんだろうな、という思いで1人で見ていた記憶はすごくあります。来年は絶対頑張りたい、という気持ちで」と葛藤を明かした。

翌年、同曲で紅白返り咲き。「その年の1年間がとにかく必死になって、スタッフのみなさんと全国津々浦々キャンペーン。最終結果、また再出場させていただいて。桑田(佳祐)さんの『私はピアノ』をカバーさせていただいて、ご縁をいただいて、という感じだった」と感謝した。

今回の歌唱は、NHKホールのステージで7月下旬の収録したものをオンエア。「とても緊張しましたし、ドキドキでした」と語ったが、ブランクを感じさせない伸びやかな声で熱唱した。

歌唱を見た岩崎、郁恵、谷原章介は拍手喝采。郁恵は「声も出ているし、当時の雰囲気もあるけど、今の大人の色気も加わっている。あの時にこの歌、歌ってたの?」と絶賛した。谷原から「表舞台では歌わなくても、歌い続けてはいた?」と聞かれると「いえ、全然歌ってはいなくて(相撲)部屋があるときに千秋楽でちょこちょこ、っと。でも『私はピアノ』は難しくて、上手に避けて」と笑いながら明かした。今回のためのトレーニングは「そんなに時間があるわけではないので、近所のカラオケで1日1時間だけ」と苦笑した。デビュー曲「硝子坂」も歌唱した。

高田さんは77年「硝子坂」でデビューすると、アイドル離れした高い歌唱曲でヒット曲を連発。80年にはサザンオールスターズのカバー曲「私はピアノ」も大ヒットした。紅白歌合戦に5年連続出場と人気絶頂だった1985年、人気力士だった大関・若嶋津との結婚を発表。8年間の短い芸能生活にピリオドを打ち、惜しまれながら引退した。90年に夫が引退し松ケ根部屋を興して以降は、おかみさんとして裏方に徹し部屋の発展に尽力してきた。