俳優の中村雅俊(75)が29日、東京国際フォーラムで「The 51st anniversary 俺たちの旅 スペシャルコンサート」を開催した。

1975年(昭50)に日本テレビ系で放送された中村の主演ドラマ「俺旅」のダイジェスト映像とともに名場面を振り返るトークコーナーや、主題歌「俺たちの旅」や「さらば青春」などを披露する歌唱ステージで名作を振り返った。

中村のほか主要キャストの秋野太作、田中健、岡田奈々も出演したほか、ゲストで主題歌を手がけたシンガー・ソングライターの小椋佳、女優の上村香子も登場してイベントに華を添えた。

今なお愛される名作。人気の理由をどのように推察しているのか問われた中村は「なぜ人気なのか、本当に分からないんです」と笑いつつ「ただ、青春時代に『俺たちの旅』を通過して生きたあの時がすごくエバーグリーンの良い時代だったなと。あれがまた形を変えて『俺たちの旅』をやるとなると心が動くんじゃないですかね」と想像した。

作品の放送から約50年。この50年で変わったと思うところを問われると、中村は田中と「変わってないよね」と口をそろえたが「変わってないのは毛ですかね」と結論づけた。秋野から「これかつらじゃないの?」と中村を“口撃”。中村のロマンスグレーの髪に手を伸ばして軽くひっぱり、地毛だと確認すると「驚くよね」とまじまじと凝視。ほのぼのとしたじゃれ合いが展開され、中村は「言わなきゃ良かった」と照れ笑いした。

中村にとって「俺たちの旅」は「宝物」という。横並びで盟友達と並び「この出会いは人生を変えてくれた実感があります」と代表作との出会いに感謝。「今になって青春の金字塔と言われるようになったのは製作者の心意気がうまくはまったというか、悩んだ点はいっぱいあったんです」と述懐。「(各話の)最後に字が出たりするのも後で考えて入れたりして。歌なんかもそうですけど、みんながいろんな事をいっぱい考えてでき上がった」と軌跡を振り返った。