演歌歌手椎名佐千子(43)が2日、東京・なかのZEROホールで、デビュー25周年記念コンサートを開催した。3日が44歳の誕生日。その前夜祭も兼ねて、約300人のファンと楽しいひとときを過ごした。

幕開けは、02年4月発売のデビュー曲「御意見無用の人生だ」。レコード大賞を受賞した記念曲で「デビュー前は夢と現実の間で悩みも多かった」と明かした。

ライフワークでもある長編歌謡浪曲のコーナーでは、「浪花しぐれ~桂春団治」を初披露。戦前の上方のスーパースターとなった伝説の桂春団治を持ち前の迫力あるうなりを交えて熱唱し、会場を盛り上げた。

ゲストコーナーでは、高橋真梨子の専属・ヘンリーバンドのサックス奏者、野々田万照氏や、日本3大太鼓の一つ「助六太鼓」の若きリーダー、今泉光氏が登場した。椎名は今泉氏に10年以上も指導を受けていて、息のあった迫力ある太鼓の乱れ打ちに会場が一つになった。椎名自身が作詞し、地元・千葉県旭市の七夕まつりの思い出をつづった「七夕まつり」を今泉氏の太鼓と共に歌唱するシーンもあった。

その後には、東京黒石会の14人が「よされ踊り」で参加した。

あいさつでは「25年の年月、いろんなことがありました。もう続けていけないかもと悩んだことも何度か…。でもそんな時、支えてくれるファンの皆さまのひと言だったり、その表情だったり、そのひとつ一つに救われて、何とか乗り越えられて今があります。これからはもっともっと、皆さまに喜んでいただけるように、椎名佐千子、大きく羽ばたいていきたい」と決意を語った。

初の“クラウドファンディング”25周年記念のメモリアルファンブック「You&Me」の制作プロジェクトも発表。12月末まで募集する。