元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(60)が7日放送のカンテレ「ドっとコネクト」(土曜午前11時20分、正午=関西地区)に出演。巨人の松井秀喜監督(52)が、父の長嶋茂雄さんから「電話で打撃指導」を受けたエピソードについて振り返った。
番組では、巨人の秋季キャンプで、松井監督が若手選手に擬音を交えて指導をしたことについて取り上げた。
これに、MCのフリーアナウンサー石井亮次(49)が「長嶋茂雄さんの指導法のイズムを受け継いでらっしゃるのかな、なんてことも言われてますけど…」と水を向けた。
一茂は「もちろん、それだけじゃなくてロジックも、ちゃんともちろんあると思いますけれど」としつつ、「(松井監督が現役時代)ニューヨーク・ヤンキースに行った時に、ちょっと不振が続いた時があったんですよ。その時に…あの当時は国際電話ですよね。国際電話で父親に電話をしてきて、松井くんから。『ちょっとスイングが乱れてるんですけど』って言って」と、松井監督から茂雄さんに相談があったことを回顧。
「おやじがその場で…電話越しだよ? 『ちょっと振ってみろ』と。映像も何も来てないんだよ、こっち。振ってみろって言って、バットを振った時の音って出るじゃないですか。風を切り裂く音。これをずっと、受話器を近くに置いて聞かせてて。それが1時間なのか1時間半なのか。途中でそのバットが空気を切り裂く音が変わったらしいんですよ。その時に父親が『それだ、それでいけ』って言って。3連続ホームラン打った時あったでしょ? それの前日だったらしいです」と明かした。
続けて「つまり何が言いたいかというと、長嶋茂雄も勘の人じゃないですか。感性じゃないですか、ロジックよりも。その感性についていった一番弟子が松井監督なんです。だって、普通の人は今の僕の話、理解できます? 音が変わって『それでいけ』って言う、その関係性。それでなおかつ、次の日3本ホームラン打つっていう結果を出す。ということは、つまり常人離れしてるでしょ。普通じゃないじゃん。そこの感性を松井監督は持っていたということですよ。それプラスロジックも当然、日米両方で(の経験から)あるので、僕は指導力としては相当高いなという風に思いますよ」と指導力について言及。
さらに、「ロジックでいかなきゃいけない選手にはロジックでいくんだろうし。感性でいくっていうことは、実は野球は一番大事で、160キロで飛んでくるボールに、これぐらいの太さのバットを当てるなんていう理論なんて、これから先もずっとあるわけないんですよ。感性で当てるしかないんですよ。ある程度のフォームのベーシックなもの、その人に合ったフォームっていうのはあったとしても、これを当てるなんて言うことは、絶対感性しかないんですよ」とも。
「だって18.44(メートル)のバッテリー間の距離の中で、(ピッチャーから)ボールが離れて、あっという間にキャッチャーのところに来るんですよ。それをどうやって当てるんですかって。そんなの理路整然と説明できる人なんていないじゃないですか。これからも。感覚が大事なんで、感覚も教えられる」と強調していた。



