故やしきたかじんさん(享年64)を追悼した11日放送の関西テレビ「たかじん胸いっぱい」(土曜正午)は、平均視聴率15・4%を記録したことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。直近の放送でみると、昨年12月28日は同8・1%で、たかじんさん追悼となった今回は、2倍近くポイントが上がった。

 放送通算1003回を数える同番組では、過去に最高20・5%(94年)を記録したこともあるが、たかじんさん不在では異例の高視聴率。番組ではレギュラーの遙洋子、北野誠らが、たかじんさんが亡くなる直前の様子が明らかにされた。たかじんさんの遺体と面会した遙は「幸せそうなお顔でした」と話すなど、追悼一色の放送となった。

 また、11日午後1時から緊急生放送となったテレビ大阪「たかじんNOマネー」(土曜午後1時)も、直近平均から約2ポイント高い平均6・4%。同番組の過去最高は11年1月30日、橋下徹現大阪市長が出演した放送回で、8・9%だった。

 たかじんさんは、在阪局3レギュラーを持っており、読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」(日曜午後1時30分)は、ほぼ直近放送回と同じ14・7%。同日放送分は、通常の時間帯から変わり、午後4時25分からの放送と、イレギュラーであったことを考慮すれば、注目度は高かったと言える。