日系米国人のアニメ監督として知られるジミー・テルアキ・ムラカミ氏が2月16日にアイルランドの首都ダブリンの病院で死去していたことが17日、分かった。80歳だった。アイルランド紙などによると、病で体調を崩していたという。

 核兵器や放射線の脅威を描いた86年のアニメーション映画「風が吹くとき」の監督を務めるなど、多数の作品を手掛け「アイルランドアニメ界の父」と呼ばれた。

 33年、米カリフォルニア州サンノゼ生まれ。第2次大戦中は日系人強制収容所で過ごした。ダブリンなどを拠点に活動。英国の絵本作家レイモンド・ブリッグズ氏が原作で、核攻撃を受けた英国の老夫婦の苦悩を描いた「風が吹くとき」は、故大島渚氏の監修で日本語化もされた。

 ブリッグズ氏の代表作「スノーマン」の映像化にも携わった。