お母さん、夢はかなえたよ。母への感謝の気持ちを歌った曲「母賛歌」で知られる女性レゲエ歌手Metis(メティス=28)が、08年に乳がんのため死去した母和子さん(享年52)の日記を出版することが8日、分かった。「Metis
母賛歌
~私を生んでくれてありがとう。10年後の交換日記~」(角川グループパブリッシング)で、母の日の5月13日に出版する。
昨年末、和子さんのパソコンを開いたことがきっかけとなった。データファイルの1つに「日記」を見つけた。女手一つで育ててくれた和子さんが10年以上にわたって、娘の成長を見守り続けてきた軌跡がつづられていた。歌手の道を歩む娘に向けて「あなたの歌声は神からのプレゼント」と背中を押す言葉も記されていた。7年間の闘病生活を送り、仕事も辞めた。日記から、娘への思いをつづった言葉を、多くの人に読んでほしいという願いが読み取れた。
Metisは、自分の気持ちも書き込んだ交換日記の形で出版することを決めた。新曲「ママに恥じないように…(仮)」も制作。母への思いを込めた曲で、出版に合わせて配信する。
和子さんが亡くなったのは「母賛歌」の発売直後だった。がんと闘う母に、感謝の気持ちを伝えたくて作った歌だった。テレビ番組でも「泣ける歌」として取り上げられ話題を呼んだ。昨年、日本有線大賞「問い合わせ賞」を受賞した「人間失格」は、母に教わった真っすぐに生きる大切さを歌った曲。東日本大震災後、復興支援活動に取り組んだのも、日ごろの母の教えが強く影響していた。自分の活動にはいつも和子さんの思いが寄り添っていた。
出版に合わせ、5月13日に都内でライブも開く。Metisは「歌う使命を与えてくれ、いつも背中を押してくれた心強い母。今はゆっくり空の上で私のライブを見ていてほしい」。ライブは母親同伴の観客はチケット一部を返金する。




