<第63回NHK紅白歌合戦>◇12月31日◇NHKホール

 AKB48はメンバー170人による人文字2変化を披露。

 AKB48にとって、激動の1年を象徴するような目まぐるしい展開だった。6グループ170人による12年最後の舞台。渡辺麻友(18)は「最高の年納め。18歳になったので初めて最後までいられた」と笑顔を見せた。

 紅白史上最速の早着替えで驚かせた。1曲目「UZA」が終わると、左右のカーテンがステージを覆い隠す。直後に華やかなチェックの衣装で現れた。約6秒の早業だった。続く「ギンガムチェック」「真夏のSounds

 good!」で衣装3変化。最後は「日本ラララ」「がんばろう」の人文字2変化で締めた。

 8月に東京ドーム公演を実現、エース前田敦子(21)は卒業した。新たな刺激は姉妹グループの躍進だ。SKE48が紅白初出場。グループの長姉として、AKB48も負けられない。総監督の高橋みなみ(21)は「姉妹グループも出てくる。姉だってまだまだという気持ち。来年はNMB48が出演したらうれしい。私たちも頑張らないと」。元日の劇場公演から、その言葉を証明する。