渡瀬恒彦(70)V6井ノ原快彦(38)が共演するテレビ朝日系ドラマ「警視庁捜査一課9係」(水曜午後9時)の新作シリーズが、4月期連続ドラマとして放送されることが6日、分かった。06年4月に放送が始まり、今年で丸9年。10年目、第10シーズンを迎えるにあたり、渡瀬と井ノ原が取材に応じた。

 渡瀬は「本当にあっという間でしたね」と言い、井ノ原は「シリーズをあまりやったことがないんですけど、人間的な成長が見せられるのはシリーズ独特の楽しさがあります」と振り返った。

 水曜午後9時枠は、同局人気ドラマ「相棒」シリーズの枠としても知られる。「相棒」が連ドラとして同枠でシリーズ化されたのは02年10月(プレシーズンを除く)で、第13シーズンまで放送された。「相棒」をどう見ているのか。

 渡瀬

 見なきゃいけないと思って、見たことはある。意識はしていますね。すごいと思います。

 井ノ原

 同じ警察なんだなって。いろんな人がいますよね。

 渡瀬は井ノ原を「イノッチ」と愛称で呼び、井ノ原は渡瀬を家族のように慕う。井ノ原が明かした。「結婚しますとか、子供が生まれますとか、個人的にいいことがあったら、まず渡瀬さんにお伝えしています」。主要キャスト同士は強いきずなで結ばれている。

 ただ、新シリーズに臨むに「初心に戻る気持ちでやれたら」と気は引き締める。そんな井ノ原に渡瀬が大胆に提案した。「特別ゲストに兄貴(渡哲也)を呼びますか。V6メンバーを1人ずつは」。頼れる係長が、今年も現場を盛り上げる。【近藤由美子】