自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、郷原信郎弁護士と神戸学院大の上脇博之教授が29日にオンライン記者会見を開き、派閥から丸川珠代元五輪相への還流金は「政治家個人への寄付だ」として、丸川氏に対する政治資金規正法違反容疑の告発状を東京地検に送付したと明らかにした。

政治資金規正法は、政治家個人への寄付を禁じている。郷原氏らは、丸川氏が2月の会見で「還流金を自分の口座で管理していた」と説明した点を問題視した。

告発状では、丸川氏はパーティー券の販売ノルマ超過分のうち、時効にかからない2021~22年に計412万円を派閥から寄付を受けたとしている。(共同)