ギネスワールドレコーズ社は5日、英国のジョン・ティニスウッドさん(111)を存命中の世界最高齢男性と認定したと発表した。先月下旬から今月初旬にかけて、世界最高齢男性だったベネズエラのフアン・ビセンテ・ペレスモラさん(114)や、日本最高齢男性だった薗部儀三郎さん(112)=千葉県館山市=が相次いで亡くなっていた。

ギネス社によると、存命中の世界最高齢者はスペイン在住の女性、マリア・モレラさん(117)。

ティニスウッドさんは1912年8月、英中部リバプール生まれ。2度の世界大戦を経験し、第2次大戦時には英陸軍で事務職として勤務した。終戦後は英石油大手BPやシェルで72年まで勤めた。現在は介護施設で暮らしており、スタッフによると「とてもおしゃべり」な人柄。ラジオを聴いたり、家計簿をつけたりしているという。

喫煙せず、飲酒もほとんどしない。「特別な食事はしていない。食べ過ぎたり飲み過ぎたり、何事もやり過ぎはよくない」とティニスウッドさんは語った。(共同)