トランプ米大統領は3月31日、イランとの戦闘を「2~3週間以内」に終わらせたい意向を示した。「イランは何年も核兵器を保有できなくなるはずだ」と述べ、目標は達成されたと主張した。米イランが戦闘終結のため合意を結ぶ必要はないとし、一方的に手を引く可能性を示唆。レビット大統領報道官はトランプ氏が米東部時間4月1日午後9時(日本時間2日午前10時)にイラン情勢に関し、国民向けに演説すると発表した。

パキスタンが仲介する米イラン協議の早期実施はめどが立っていない。演説では、戦闘の泥沼化を回避しようと強引に勝利宣言して幕引きを図る可能性がある。一方でトランプ政権は中東で米軍戦力を増強しており、攻撃をさらに強化する選択肢も残している。

またトランプ氏は、ホルムズ海峡の事実上の封鎖で影響を受けている国々が海峡の開放に向け協力していないと不満を表明し、「米国はもう助けない。自分で石油を取りに行け」と交流サイト(SNS)に投稿した。さらに英紙テレグラフの1日の単独インタビュー記事で、北大西洋条約機構(NATO)からの離脱を真剣に検討していると述べた。NATO加盟国がイランとの戦闘で積極的に協力しなかったことなどを理由とした。派遣拒否を念頭に「信じ難かった」と述べ、NATOを「張り子の虎」と表現したという。

31日にはホワイトハウスで記者団に、戦闘終結後、海峡で何が起きても「米国は関与しない」と語った。現在のイラン指導部は以前より「はるかに合理的で過激ではない」とし、体制転換を成し遂げたと根拠を示さず誇示した。