東京都の小池百合子知事が重視する今夏の都議選に向け、候補者を発掘するための「選抜試験」が7日、都内の大学で行われ、午前、午後の2回に分けて約2000人が受験した。

 小池氏の政治塾「希望の塾」の塾生が対象で、タレントのエド・はるみ、鳩山邦夫元総務相の長男、鳩山太郎氏のほか、元テレビ朝日アナウンサー龍円愛梨さんら著名人の姿もあった。

 エドは、試験を終えた後、報道陣に「私は勉強をしたいだけで、出馬(の報道があるのは事実と)は違います」と述べ、都議選出馬を否定した。

 受験生は3つのテーマの論文、マークシートによる総合適性テストに、約3時間にわたって臨んだ。

 選抜試験は「都議選対策講座」と「政策立案部会」の2講座が対象。「都議選対策講座」に合格した塾生は、今月下旬から3月にかけて、実際の講座で選挙プランナーなどから実務的な講義を受け、その後面接などを経た上で、今夏の都議選の候補者が選ばれる。その上で、「小池印」として都議選を戦う予定だ。