「日本をどうする!」セミナーが9日、東京・永田町の憲政記念会で行われ、主宰する亀井静香衆院議員(80)と元東京都知事の石原慎太郎氏(84)が80分間、500人以上の聴衆を前に対談した。米トランプ大統領の政治について、「エゴをむき出しにして、下手なピストルを振り回すカウボーイ」(亀井議員)「(トランプは)世界をもっと見ろ」(石原氏)などと批判した。

 ミサイルを発射し続ける北朝鮮に関して「けしからん」を連呼する安倍晋三首相に対し、「そんなことを言っても止まりっこない。北の生存権すら否定しているトランプのような考えではなく、拉致問題を解決する代わりに援助をする環境を作れ」と亀井議員は持論を展開。石原氏は「脅しをかけたらいい」と対照的な強硬論を展開した。

 最後に安倍政権へとテーマが変わると、「友情にかまけない方がいい」(石原氏)「周りがダメ」(亀井議員)と、お友達内閣批判はとどまるところを知らなかった。