元政策秘書の男性に「このハゲー!」などの暴言を浴びせ、暴行を加えたなどと週刊誌に報じられ、自民党を離党した豊田真由子衆院議員(42=埼玉4区)が、週明けの18日、後援会幹部らに事情を説明する会合を、選挙区がある埼玉県内で開くことが15日、関係者への取材で分かった。

 一連の報道後、豊田氏は入院加療を行っていたとされ、公の場に姿を見せるのは初めてだ。「パワハラ疑惑」に関して、これまで会見も行わず、コメントさえ出していない。

 自民党への離党届が受理され、無所属となったが、豊田氏は、後援会関係者に対し、次期衆院選にも出馬する意向を伝えているとされる。そのため、18日午後に行われる会合では、後援者らに引き続き支援を求めるとみられる。

 今月28日に、臨時国会が召集される見通しとなったことで、18日の会合を活動再開に向けた足がかりにしたい意向のようだ。メディアに何らかの対応をする可能性もある。

 豊田氏の「パワハラ疑惑」をめぐっては、元秘書の男性が先月6日、埼玉県警に被害届を提出。豊田氏は、傷害の疑いも視野に捜査を行っていた埼玉県警から、事情聴取を受けていたことも既に判明している。

 一方、今月発売された月刊「文芸春秋」に、豊田氏の「独占告白」が掲載された。豊田氏は同誌の中で、被害を訴えている男性に謝罪し、「猛省の上、国のため地元のため、引き続き、必死で働き続けることで、償っていきたい」と主張している。これに対し、男性側は「週刊新潮」で、豊田氏の告白内容を「私に言わせればうそだらけです」として、新たな「暴言」の音声データを、公開した。