小泉純一郎元首相は27日、都内で報道陣の取材に、小池百合子都知事が結党した新党「希望の党」には参加しない意向を示した。

 その上で、「原発ゼロを応援する」と訴えた。

 小泉氏は、小池氏が「希望の党」の結党会見を開いた25日午後、都庁で小池氏と会談したことで、一部で新党への関与が取りざたされていた。小池氏は、政策の1つに「原発ゼロ」を目指すことを掲げ、小泉氏との会談でも、原発問題について協議していた。

 小泉氏は14年の都知事選で細川護熙氏を支援して以来、「原発ゼロ」の活動以外は、政治的な活動は発言は控えており、新党参加には懐疑的な見方もあった。