夏の終わりから火ぶたを切ったクリスマスケーキ商戦は、年末までまだまだ続く。ホテル、百貨店、コンビニエンスストアなどが「ここ限定で買えます」などと、こぞって趣向を凝らす。

 今年のクリスマスケーキのキーワードは、見た目重視の「インスタ映え」だ。世代に関係なくSNSで公開する人が多く、遠く離れた友人とも楽しさを共有できる。ホテル、百貨店、洋菓子専門店、スーパー、コンビニなどでは見た目を意識したケーキを売り出している。ハロウィーンや正月のおせち料理よりも、売り手側はクリスマスに力を入れる。ボーナスが支給され、今年も1年間頑張った自分へのご褒美という人も多い。ケーキだけではなく、プレゼント、豪華なディナー、宿泊など、他にもお金を使う機会が多いからだ。「商戦の時期を長くすることで、多くのお客さまを取り込む機会が増える。各社の体力が問われる場」とプリンスホテル広報。