2020年東京五輪パラリンピックのマスコットを決める小学生投票が11日、スタートした。投票初日のこの日は、東京都調布市立飛田給小の4年1組が授業を公開。班ごとに話し合って意見を発表し、挙手でクラスとしての意見をまとめた。

 決まったのは、招き猫と神社のキツネをモデルに、炎と大地から生まれた「五輪版」と神社のこま犬をモデルに風と空をイメージした「パラリンピック版」の「イ」案。キツネとタヌキをモデルにした「ウ」案との決選投票は、14対13と大接戦だった。

 府中市の特別支援学校、都立府中けやきの森学園でも小学部の6人による授業を公開。マスコットの役割などを確認した後、3D模型を手に意見を出し合った。尻尾の炎で「元気にしてくれる」などで支持された「イ」案が、全員一致で決まった。

 投票は来年2月22日が締め切り。28日には結果が発表され、五輪史上初めて小学生が選んだマスコットが決まる。全国約2万校のうち、3分の1近い6356校が投票の事前登録を済ませている。