史上最年少プロ棋士、藤井聡太六段(15)が20日、通学する中高一貫校の名古屋大学教育学部付属中学校(名古屋市千種区)の修了式に出席した。藤井は「卒業というひとつの節目に際し、気持ちを新たにさらなる高みを目指していく所存です」と日本将棋連盟を通じてコメントした。4月からは付属高に進学し、将棋と学業の両立を目指す。

 昨年11月、通算50勝目を挙げた対局後、「1局1局積み重ねた結果で、節目(せつもく)の数字」と珍しい表現で、喜びを語った。今回のコメントの「節目」は、同連盟によると「ふしめ」と読む。20日現在の公式戦通算成績は70勝11敗。17年度は残り2局だが、記録全4部門(勝率、勝利数、対局数、連勝)の1位が確定、最年少「4冠王」となった。