将棋の最年少プロ、藤井聡太六段(15)は7日、東京都渋谷区の将棋会館で指された「王座戦本戦トーナメント」1回戦で屋敷伸之九段(46)と対戦し、勝利した。中村太地王座(29)への挑戦者を決める本戦トーナメントは、予選を勝ち抜いた棋士とタイトル保持者ら16人が出場。藤井はこれでベスト8進出となり、タイトル初挑戦まであと3勝と迫った。

 続く2回戦では、羽生善治2冠対深浦康市九段の勝者と対戦する。羽生には今年2月の公式戦初対局で勝利している。

 藤井にとって8大タイトル戦のうち、予選が始まっていて年内に挑戦者となる可能性があるのは王座戦を含め3棋戦。棋王戦と竜王戦は予選が進んでいる。