サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の1次リーグ最終戦、日本代表のポーランド戦後半のパス回し。今や世界中で愛されるサッカー漫画「キャプテン翼」ファンらからは、「とりかごだ!」などのキーワードが多数飛び交った。

 「とりかご」は、週刊少年ジャンプで同作の連載が始まった1981年、第6話で登場した。南葛小学校の大空翼が初めての試合で対戦したGK若林源三率いる全国優勝校「修哲小学校」が使った先制後に自陣でパス回しを続け、時間切れを待つ戦術だ。ポーランド戦の日本代表は先制されていたが、自陣でパス回しをして時間を過ごす点は同じだった。

 SNS上では「キャプテン翼に現実が追いついた」との好意的な意見から「つまらんなあ」という意見、または「『鳥かごだっ!』のせいで勝負に徹したパス回しのイメージが悪い説」など複雑な書き込みも相次いだ。

 キャプテン翼公式サイトの公式ツイッター「キャプテン翼ポータル公式@TVアニメ放送中!」も、試合後半の午前0時47分ごろ、「お前ら、鳥かごは好きか…?」とツイート。賛否が分かれた。