強制性交や強盗致傷容疑で大阪府警に逮捕され、勾留中だった樋田淳也容疑者(30)が逃走してから1週間が経過した19日、府警は加重逃走の疑いで全国に指名手配した樋田容疑者の8種類の似顔絵を新たに公開した。府警捜査幹部によると、この1週間で、多くの情報が寄せられており「かなりの情報がある。その1つ1つを裏付けて、つぶしていっている」という。

 似顔絵は、鑑識課が作成。眼鏡を掛けたり、帽子をかぶったり、マスクをつけたパターンやその複合型。顔を隠して逃げている状況を想定したものだ。府警はこれまでに逃走直前に撮影された顔写真や左ふくらはぎにある俵に足をかけたウサギが打ち出の小づちを振って小判を出している柄のイメージ図、逮捕前の動画を公表している。また、捜査幹部は、樋田容疑者の左耳にある数個の傷について「じっくり見たら分かる傷」としている。

 樋田容疑者は12日夜、富田林署の接見室で弁護士と面会後、接見室のアクリル板を足で蹴るなどして枠から外して壊し、逃走したとみられている。実家のある松原市で黒いミニバイクが盗まれており、府警は関連を捜査している。

 情報提供は富田林署【電話】0721・25・1234まで。