札幌から最も近い海の玄関口、小樽フェリーターミナルには8日、航空機などでの帰路を断たれた人が殺到した。

新潟と京都・舞鶴行きの便は地震翌日の7日はともにキャンセル待ち状態で、8日も新潟行きはほぼ満室。長野県から夫婦で旅行に来た50代女性は、新幹線で帰る予定を、函館行きの鉄道が止まったことで急きょ変更。「仕事がある月曜までに戻るにはこれしかなかった。5日に来たが、台風と地震でほとんど観光できなかった」と嘆いていた。