東名高速道路で17年6月に、あおり運転を受けて無理やり停車させられた萩山嘉久さん(当時45)友香さん(当時39)夫婦が、別のトラックに追突されて死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪などに問われた石橋和歩被告(26)の裁判員裁判の判決公判が14日、横浜地裁で開かれ、懲役18年が言い渡された。

交通事故の厳罰化の経緯は以下の通り。

◆2001年 危険運転致死傷罪(最高刑懲役15年)を新設

◆2005年 危険運転致死傷罪の最高刑を懲役20年に変更

◆2007年 自動車運転過失致死傷罪(最高刑懲役7年)を新設

◆2014年 自動車運転死傷処罰法が施行。危険運転致死傷罪を刑法から移し、適用範囲を広げる。自動車運転過失致死傷罪の罪名を過失運転致死傷罪に変更