「大黒ふ頭客船ターミナル」(横浜市鶴見区)が19日、供用を開始したのに併せ、横浜市では同日から展望施設「スカイウォーク」を9年ぶりに復活させ、一部開放した。

ベイブリッジ下層部に歩行者専用道路として1989年、開通。横浜港が一望できる観光名所として人気を集めたが、利用者の減少に伴い、2010年に閉鎖されていた。

同市では18年度の予算に補修費用などとして9500万円を計上。エレベーター2基を修繕した。片道約320メートルの歩行者専用道路の先には、円盤状の展望台である「スカイラウンジ」があり、約50メートルの高さから港全体や、豪華客船の優雅な姿が眺められる。

4月27日には日本で初めて、外国客船の4隻同時着岸も実現する。連休期間中にはのべ15隻の客船が横浜港にやってくる。平成の幕開けとともにお目見えし、一度は役目を終えた施設が、平成の最後→令和の到来とともに再登板となる。