参院選が4日、公示され、野党第1党の立憲民主党の枝野幸男代表(55)が東京・新宿駅前で街頭演説を行った。

雨が降りしきる中での第一声。「1年9カ月ほど前、衆院選の最後の全国遊説もこの新宿駅前でしたが、あの時も雨でした」と、自らの“雨男ぶり”に苦笑い。すぐに真剣な表情に戻り「安倍政権が発足して6年半。皆さん1人1人の暮らしの安心がどんどん壊されたきた6年半だったのでは。平成どころか、まだまだ昭和のど真ん中にいるような政治が続いているのではないか」と指摘。「暮らしの安心を取り戻さなければならない。政治が変われば、1人1人の暮らしはもっともっと良くなる」などと訴えた。さらに「大正デモクラシーを超えるような、民主主義のバージョンアップを皆さんと一緒に進めていきたい」と意気込んだ。

演説後、東京選挙区に立候補した塩村文夏氏(41)や比例代表に立候補した元「モーニング娘。」市井紗耶香氏(35)ら同党からの立候補者と、「勝つぞー」と力強く拳を挙げた。