東京五輪の聖火リレーコースに福島県双葉町が追加決定したことを13日、大会組織委員会が発表した。全国859市区町村で聖火リレーが実施される。

同町は2011年3月の東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から帰宅困難区域となって全町避難が続いていたが、3月4日に同町の一部地域の避難指示が解除される。聖火リレーは3月26日に福島から全国のトップを切って楢葉町のJヴィレッジをスタートし、広野町~いわき市~川内村~大熊町~双葉町~富岡町~葛尾村~浪江町~南相馬市の順で通過する。伊沢史朗町長は「双葉町内をオリンピック聖火ランナーが走ることは、双葉町民のみなさんの心に希望の光をともし、町の復興を後押しする機会となり、大変喜ばしく思う。さらに復興が加速し、町に人々が行き交い、にぎわいを取り戻すことを信じている」とコメントした。