国内メーカーのマスクが注目を集めている。家電メーカーのシャープは国内の自社工場でマスク生産に乗り出し、4月27日の第1回応募には470万6385人が殺到した。1箱50枚入り2980円(税、送料別)で4万箱が用意され、倍率は117倍以上となった。5月3日の第2回には6万箱が用意され、680万7310人が応募する人気となった。当選者にはメールで連絡されることから同社では「なりすまし詐欺」などの注意喚起する事態となっている。

生活用品、家電などを製造販売するアイリスオーヤマでは中国の自社工場で生産されたマスクを自社サイトで数量限定で販売している。不織布の使い捨てタイプ14枚入りで544円(税別、送料別)など多種類が用意されており、「全国マスク工業会」のマーク入りで安全、衛生などの自主基準を満たしている。同社は6月から国内での自社工場でも生産を開始、当初、月6000枚としていたが1億5000万枚まで生産能力を高めるとしている。