コロナが終息するまでは、串カツのソースの2度かけはOKやで-。独自基準「大阪モデル」に応じて16日午前0時で休業要請を一部解除した大阪府では、朝から施設の営業再開が相次いだ。解除に合わせて独自ルール「ソースの2度漬け禁止」の共有ソースを変更し、営業を再開した大阪の老舗、串カツ店「串かつだるま」には常連客らが来店した。

だるまは休業していた府内全13店のうち4店で営業を再開した。大阪の繁華街・ミナミの「串かつだるま 道頓堀店」では個別ソースを準備し、揚げたての串カツを提供した。大阪市内の男性客(32)は「いつものスタイルと違うので、ちょっと調子が出ないな」と言いながら、ビールを飲むピッチを上げた。

50代の女性客は「容器にたっぷり入ったソースに串カツをつけるのが醍醐味(だいごみ)の1つ。でも、感染防止のためだから、いまは仕方がない」と話した。

同店の中島隆晴店長(36)は「お客さまの安全、安心が一番、大事です。愛想(あいそ)がないかもしれないですが、当面の間は新スタイルでいきます」と話した。

ちなみに「ソースの2度かけは? もちろん、お客さまの自由です」と中島店長。当面の間、“特別ルール”で営業を続ける。