トランプ米大統領のめいが、一族の内情を暴露する出版計画を進めており、トランプ氏の末弟ロバート氏が出版差し止め命令の請求を裁判所に提出したことが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。

めいはメアリー・トランプさん(55)。81年に亡くなった大統領の兄の娘で心理学者という。著書は7月28日発売予定の「トゥーマッチ・アンド・ネバーイナフ」。「私たちの家族は、いかにして世界で一番危険な男をつくりあげたか」という副題で、240ページにわたり家族の内情を暴露しているという。メアリーさんはまた、自分がトランプ氏の納税回避疑惑報道の情報源だったと明かしている。

ロバート氏側は、メアリーさんは過去に家族の資産にかかわる書籍は出さないとの合意を交わしたと主張している。大統領にとっては、元側近のボルトン前大統領補佐官による暴露本に続き、またもダメージになりそうだ。

一方、トランプ氏は、人種差別への抗議に絡みシアトルでデモ参加者が「自治区」を設立したことについて、首都ワシントンでは許さないとし「そうした試みには力で対応する」とツイッターに投稿した。ツイッターはこの投稿にまたも警告メッセージを付けた。