将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)が木村一基王位(47)に先勝した、第61期王位戦7番勝負第2局が13日からの2日制で、札幌市「ホテルエミシア札幌」で行われる。対局前日の12日、両対局者は現地入り。会場を検分した後、それぞれ記者会見に応じた。

会見場にやってきた藤井七段の記者会見は以下の通り

-北海道の印象を教えてください

藤井 小さい頃に家族旅行で来て以来。タイトル戦で来られることができて良かったです。

-過密日程で疲れはないか?

藤井 自分としてはいい状態をキープしています。1局1局、全力で臨みたい。

-木村王位と戦ってみて

藤井 予想以上に踏み込んで来られることが多かった。しっかり読んでいかないと。

-封じ手はやってみたいですか?

藤井 そこは展開次第で。機会があれば。

-第1局で体力面を課題とされていましたが。

藤井 2日制は初めてで分からないところがあった。経験できて分かったことを生かして、ペース配分をうまく。まずはしっかり寝ることです。

-2日制の感覚は?

藤井 持ち時間8時間は初めて。長く考えられる充実感がありました。

-史上最年少の記録がかかりますが

藤井 それは意識せず、1局1局、1手1手集中して、最善を追究していきたいです。【赤塚辰浩】