国民民主党の小沢一郎衆院議員は13日、立憲民主党の枝野幸男代表、福山哲郎幹事長と国会内で会談し、両党合流による新党結成に合意した。「1日も早く新しい党を立ち上げ、一兵卒の立場ですが努力します。社民党や無所属などにも幅広く声をかける。まとまって選挙をやったら絶対に勝つよ。次は我々の政権だ」と、怪気炎を上げた。

国民の玉木雄一郎代表は立憲と合流した新党には参加せず、別の新党を結成する構えで同党は分裂に動き始めた。小沢氏は「嫌だという人は、しょうがない」としながらも「条件が整ったら玉木代表と会う」と、説得する考えを示した。国民は19日の両院議員総会で合流問題を協議する。

一方、枝野氏は同日の党両院議員総会で、9月上旬の新党結成を目指す考えを表明した。立民と国民の合流新党には衆参で140人超が参加する見通しで、態度未定者の動向次第では150人を超え、野党第1党として一定の規模になる可能性も出てきた。