囲碁の史上最年少プロ、仲邑菫初段(11)がベスト8で姿を消した。鈴木歩女流棋聖(37)への挑戦権を争う第24期ドコモ杯女流棋聖戦本戦準々決勝が26日、都内で打たれ、青木喜久代八段(52)に敗れた。

形勢が二転三転する混戦の末、337手までで白番青木に8目半及ばなかった。終局後、「難しい碁でした」とだけ話した。1回戦で上野梨紗初段(14)を下し、11歳7カ月と全棋戦の本戦最年少勝利記録を更新。女流タイトル計11期獲得の実力者に「攻めがすごい」と言わしめたが、勝負どころでチャンスを逃した。