東京都は26日、都営地下鉄大江戸線の運転士計21人が新型コロナウイルス感染したり、自宅待機になっていることが影響し、27日から運行本数を減らし、通常の7割程度で運行すると発表した。28日朝の通勤ラッシュ時間帯は通常通り、運行する予定。

都によると、東京都江東区・清澄乗務区の運転士167人のうち、15~26日に15人の感染が判明。うち、1人は職場復帰した。このほか濃厚接触者が4人、PCR検査実施後の自宅待機者が3人いる。

都によると、調査中だが原因は不明。感染した全15人は職場内外で会食していないと話している。同乗務区では25日から、運転士を含む全職員195人がPCR検査を順次受けている。

大江戸線で乗務する運転士は計247人。1割弱の運転士が勤務できない状態だが、都は減便する27日以降、他路線から運転士を呼ぶ予定はないとしている。