東京都の小池百合子知事は9日、都庁で取材に応じ、力士65人休場で迎える大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)に触れ、「1日も早く、みんなが安心して大相撲を楽しめるためにも(国民の皆さまに)引き続きご協力をお願いしたい」と、緊急事態宣言発令中のコロナ抑止を願った。

都は日本相撲協会とも連携し、「NO! 3密」「手洗い マスクの徹底」など、5種の懸賞旗による感染拡大防止徹底も土俵上から呼び掛ける。

この日、都は2268人の新規感染者を確認を発表し、3日連続の2000人超えとなった。初日の人の流れに関して同知事は「(都庁周辺は)歩いている人が少ないかなと思いますが、人出はあまり変わらないという報告や報道もある。3連休もステイホームで」と悩み顔。「ここでみんなの力を結集して、嫌な思いのコロナを出来るだけ早く短期間で抑え込んでいくということが、今回の緊急事態宣言の目標」と強く訴えた。【鎌田直秀】