都営地下鉄大江戸線の運転士ら東京都交通局職員が新型コロナウイルスに集団感染した原因は、水道のレバーだったことが、14日までに分かった。

手で触って操作するタイプの水道の蛇口は、手洗い後に水を止めるために再び触れなければならず、ウイルス対策の死角となることもあるポイントだ。多くの自治体で、家庭内や職場で消毒、除菌すべき場所の1つとして紹介している。

東京都新宿区のホームページでは、消毒用アルコールや塩素系漂白剤、界面活性剤などによる消毒を薦めている。アルコールの場合、スプレー噴霧ではウイルスが舞い上がる恐れもあり、ペーパータオルにしみ込ませ、一方向に拭き取るとしている。漂白剤でも規定通りに希釈し、同様に拭き取る。せっけんや洗剤などの界面活性剤は、有効性が認められた製品を選び、記載通りの方法で清掃する。さらに、この消毒作業後の手洗いも大事だ。