菅義偉首相は18日夜、官邸で取材に応じ、新型コロナウイルスのワクチン接種について、全体の調整役を河野太郎行革担当相に指示したことを明らかにした。

「ワクチンは感染対策の決め手。できるだけ2月下旬までに、必要な方に接種できるよう自治体と連携して準備する」とした上で、河野氏に全体の調整を指示したと表明。「これまでは（担当の）各大臣のもとで執り行ってきたが、体制を強化する。河野氏は規制改革担当で、（多くの）役所にわたる問題について解決する手腕に（期待して）任命した」と理由を語った。

一方、河野氏は14日に受けた韓国・中央日報のインタビューで「ワクチン接種があってこそ東京五輪も可能だ。確実に準備していく」と語った。